会報誌

  • 新入生スタートアップ講座(2025.4)

    2025.10.16

    学生委員長
    山本 修身教授

学生生活を支えるパーソナルネットワーク形成のためのイベント

情報工学部の新入生に対して毎年行われているスタートアップ講座は今年で4年目となりました。本スタートアップ講座は、新入生が入学後の大学での人的ネットワークを効率的に構築するための一助となればという思いで毎年行われています。本年度も例年と同様に対面とオンラインの併用によって構成され、対面での直接のコミュニケーションスキルと同時にネットワークツール(Webブラウザ、電子メール、LINE、 Zoom など)を利用したコミュニケーション能力の向上を目指したものとなっています。情報工学部は本年度199名の新入生を迎え、そのほとんどの学生がこのイベントに参加しました。

本年度の新入生スタートアップ講座は以下のような日程で行われました。昨年度はカレンダーの関係からオリエンテーションの数日後にはDAY 1を実施するというタイトなスケジュールでしたが、今年度は比較的余裕をもって実施することができました。

スケジュール

この講座での課題は、DAY 1の中で行われるアンケートの結果を学生個人およびグループのディスカッションによって推定するというものです。図1にアンケートの一例を示します。アンケートはYES/NOで回答するもので、参加者には合計で20のアンケートに答えてもらいました。その後、個人でYESの率の大きい順に順位を予想してもらいました。

図1:回答してもらったアンケートの一例
図1:回答してもらったアンケートの一例

 

さらにグループでディスカッションによりグループとしての順位予想をしてもらいました。このディスカッションはDAY1の中だけではなく、その後2週間後のDAY 2の前日までを期限として対面やネットワークツールを用いて行われました。

DAY 2では、午前、午後でAクラス、Bクラスのそれぞれのグループの発表をオンラインシステムであるZoomを用いて行いました。図2にDAY 2の様子を示します。

DAY 2から約3ヶ月たった7月21日にアンケートの結果をより正確に推定することができた個人およびグループの表彰式を「情報工学の世界」という授業の中で行いました。表彰式の様子を図3に示します。「トップ3賞」などの個人賞が10名の学生に、「ピタリ賞」、「プレゼン優秀賞」などが10グループに贈られました。この講座をきっかけとして、多くの学生たちが4年間の学生生活で良好な友達関係を構築していけることを大いに期待しています。

 

 

図3:7月21日の表彰式の様子
図3:7月21日の表彰式の様子

 

本講座開催に際しまして、情報工学部懇談会に経済的なご支援を賜りました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

注)本記事は、会報誌「ie-X」Vol.3に掲載された記事を転載しております。