会報誌

  • 2024年度新任教員のご紹介

    竹本 修

    2025.1.14

    情報工学部 助教 / 名城大学情報会 顧問
    竹本 修

2024年度(令和6年度)から情報工学部情報工学科に着任しました竹本でございます。学理工学部情報工学科を卒業後、本学大学院理工学研究科にて修士課程ならびに博士課程を修了しています。これまでの学びと経験を存分に活かし、本学の発展に寄与してまいります。

研究の専門分野は情報セキュリティです。特に、ハードウェアデバイス上の暗号技術および認証技術について研究しています。暗号技術は通信する情報を秘匿化する技術、認証技術は通信する相手や情報、利用デバイスそのものが正しいかどうかを検証する技術で、いずれも安全な情報システムの構築には必須の技術です。これまでに暗号・認証技術へのサイバー攻撃が報告されているため、その攻撃の原理を理解し、効率的で堅牢な対策手法をどのように実装するかを日々試行錯誤することがこの研究の面白い点です。

暗号回路へのサイバー攻撃に関する評価環境

最近の研究テーマとして、深層学習を暗号技術へのサイバー攻撃に転用した「深層学習サイドチャネル攻撃」と呼ばれる脅威について研究しています(図1)。また、ロボットアームに開発した暗号・認証技術を実装して、安全に利活用できる産業用システムの構築にも取り組んでいます(図2)。ドキュメントや既存のソースコードを参照し、試行錯誤しながら実験環境を構築するという経験は、卒業後に情報分野だけでなく幅広い分野で役に立つのではないでしょうか。

アームロボットを用いた評価実験

ところで、皆様は「名城大学情報会」と呼ばれる組織をご存じでしょうか。情報会は、理工学部情報工学科の公式同窓会組織であり、1,300名を超える会員の相互連携と本学の発展に寄与することを目的に、卒業生が主体となって活動しています(図3)。また、今年はめでたく設立20周年を迎える節目の年となっています。

情報会は理工学部に属する組織でありますが、情報工学部のご子女に対する支援行事に取り組んでいます。例えば、授業・研究室配属・進路などの幅広い悩みを卒業生(大学院生)と相談できる「院生相談室」、在学生と卒業生を問わずスポーツなどを通じて交流する「情報祭」、学位記授与式後に卒業生の記念撮影や余興の場を提供している「卒業記念パーティー」を毎年開催しています(図4)。今年度の院生相談室は9月中旬に天白キャンパスにて実施予定ですので、ぜひご子女に共有していただけますと幸いです。

今後も教員として、時には卒業生として、ご子女の豊かな大学生活に寄与できるよう邁進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。さらに情報会については、2025年3月から誕生する情報工学部卒業生などとも密に連携し、在学生・卒業生の親睦と資質の向上に努めてまいります。