競い合うことで能力向上
情報工学部情報工学科では、2022年度より学内プログラミングコンテストを開催しています。プログラミングコンテストは一般にオンラインで行われます。簡単なレベルから高度なレベルまで複数のプログラミング課題が与えられて、それに対し正解を出力するプログラムを提出することでスコアを獲得します。提出後に自動で判定が行われ、即座に正誤の結果が得られるのが一般的です。より難しい課題に対し、より短時間にミス無く動作するプログラムを作成することで、高いスコアを得ることができます。プログラミング学習ではアウトプットを行うことが非常に重要ですが、コンテストはその良い機会となります。学習結果のフィードバックが点数として得られ、また、学習者間で競い合い自分の技術レベルが可視化されることでモチベーションが向上します。
これまでと同様に、今年度も6月に1回目のコンテストを行いました。全学年の学生が参加可能なコンテストで、実際の参加人数は50名でした。情報工学科だけでなく他学科(都市情報学科、電気電子工学科、メカトロニクス工学科、環境創造学科)からも参加がありました。なお、情報工学部懇談会のサポートを得て、成績上位者に景品を出しました。11月にも同様のコンテストを開催する予定です。これらは、正課外のイベントとして、希望者が参加する形式で行っています。
今年度はさらに、授業内でのコンテストを実施しました。学部3年次の科目「キャリアゼミナール」で行った就活準備プログラミングコンテストです。情報系の企業には、採用時にコーディング試験を行うところが多くあります。その練習と対策として、また、自分の能力を再確認し学習を進めるきっかけとして、授業内でのコンテストを行っています。

新しい試みである就活準備プログラミングコンテストについて詳しく報告します。主催:情報工学部情報工学科、共催:444株式会社、協力:株式会社マイナビで実施しています。
444株式会社は、コンテスト実施のプラットフォームとなるTechFULを運営している企業です。今年度はさらに、株式会社エイチーム、株式会社横山システム経営研究所、株式会社アイ・エス・アイソフトウェアーに協賛企業として参加いただきました。協賛企業からは成績上位者に対してインターンシップや説明会参加等に関する特典が提供されます。
就活準備プログラミングコンテストは、1回の授業時間では収まらないので、土曜日(7月13日)に実施しました。参加人数は170名で、参加場所はネットワークが繋がれば自由ですが、多くの学生は自宅から参加したと思われます。コンテストで撮影したスクリーンショットを図1に示します。コンテスト後のアンケートで「就活プログラミングコンテストに参加してみて、いかがでしたか」という質問に対して得られた回答を図2に示します。授業履修者全員が参加するコンテストでしたが、肯定的な回答が多く得られました。また、「今の自分のスキルがどれほどかが具体的に知ることができ、いい機会となった。」「初めてプログラミングコンテストに参加したが、非常に楽しく、あっという間に2時間が過ぎた。自身の順位から、自信につながった。」などの感想をいただいています。

授業内のコンテストは初めてでしたが、情報系企業への就職活動の良い機会になるととに、企業から求められる水準も具体的に分かり、それがさらに学生のモチベーションに繋がると感じています。今後も、プログラミング能力向上を支える活動の一環としてプログラミングコンテストを行っていく予定です。